当サイトの記事は、国民生活センター・消費者庁・個人情報保護委員会・国土交通省など公的機関、日本自動車購入協会(JPUC)・日本自動車査定協会など業界団体の公開情報、自動車メーカーの公式案内、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。制度・各サービスの仕組みは記事執筆時点の情報で、変わることがあります。記事内には広告を含む場合があります。
出張査定の最中に「今日決めてくれたらこの金額で」と言われて、言葉に詰まってしまった方も多いはずです。
結論から言うと、一括査定で即決を迫られても、その場で決める必要はありません。
車の売却はクーリング・オフができないので、決めるのは他の査定額と比べてからで十分なんです。
この記事を読めば、「今だけ」と言われた時の考え方と、そのまま使える断り方が分かります。
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一括査定で来てくれた業者さんに「即決なら上げます」と言われました。断ったら損をしそうで迷っています。
そう迷うのは自然なことです。ただ、比べてから決めても遅くはありませんし、その場で返事をしないほうが後悔は少ないんですよ。
一括査定で即決を迫られても、その場で決めなくて大丈夫
「今だけ」「即決なら」と言われても、その日に契約する義務はありません。一括査定は複数社の査定額を比べるための仕組みなので、全部の金額がそろってから決めるのが基本です。
JPUC(日本自動車購入協会)は、査定を受ける時の解説で「最初の業者と即決で契約することはお勧めしません」という趣旨を書いています。
相談室には、最初の業者と契約した後で他社がもっと高い金額を出したのでキャンセルしたい、という相談が多く寄せられているそうです。
ここで知っておきたいのが、車の売却はクーリング・オフの対象外だということです。
特定商取引法の訪問購入の規制から、自動車(二輪のものを除く)は政令で外されています。
つまり、自宅に来てもらった出張査定でも、契約した後に「やっぱりやめます」とは言いにくいんです。
「査定を受ける」と「売る」は別のこと
JPUCは、査定を受けることと売買契約を交わすことは別だと説明しています(2026年9月2日更新の解説)。
金額や条件を聞いたうえで「売らない」と決めても問題ない、とも書かれています。
『来てもらったのに断るのは悪いな』と思うかもしれませんね。
でも、査定に来てもらうことと、その場で売ることは、最初から切り離して考えていいんです。
詳しくはJPUCの「今なら」と勧誘された時の考え方と対処法でも確かめられます。
「今だけ」「即決なら」と言われる場面と考え方
どうして業者さんは、その場で決めてほしがるんですか?
業者側の事情はそれぞれですが、売る側から見ると「比べる前に決めてほしい」という話なんです。言われた言葉ごとに、どう受け止めればいいかを見てみましょう。
即決を求める言い方には、よく出てくる型があります。
言われがちな言葉と、その時の考え方を並べてみました。
| 言われがちな言葉 | 受け止め方 | 返し方の例 |
|---|---|---|
| 今日決めてくれたらこの金額です | 比べる前に決めてほしいという話 | 他の店の査定額と比べてから決めます |
| この金額は今だけです | 後日も同じ条件か分からないと言われている | 今日は査定だけです。今日は契約しません |
| 即決しないなら金額は言えません | 比べるための材料が出てこない状態 | では、いつまでに金額を連絡いただけますか |
| 他社はもっと低いはずです | 他社の金額はまだ誰にも分からない | すべての査定結果がそろってから決めます |
| 家族に相談しなくても大丈夫ですよ | 決める人と時間を短くしたい話 | 家族と相談した上で判断します |
表の返し方のうち、「今日は査定だけです」「今日は契約しません」「すべての買取業者の査定結果が揃ってから決めます」「家族と相談した上で判断します」は、JPUCが断り方の例として挙げているものです。
理由を聞かれても、詳しく説明する必要はないとされています。

高い金額を先に出されたら、根拠を聞いておく
JPUCは、あえて他社より高い金額を出して交渉権を得てから、「よく見たら修復歴がある」などの理由で減額を持ちかける業者もある、と注意しています。
ここが大事なところです。
金額が高いこと自体は悪くありませんが、なぜその金額なのかを契約の前に聞いておくと安心です。
例えば「どこを見てこの金額になったんですか」「契約後に金額が変わることはありますか」と聞いてみてください。
契約した後の減額については一括査定で売った後の減額で詳しく紹介しています。
即決した後で困った相談事例
その場で決めてしまうと、実際にどんなことで困るんですか?
国民生活センターが、出張査定の場で契約した後の相談事例を公表しています。どれも「その場で決めた」ことが出発点になっているんです。
国民生活センターは2023年3月22日に「増加する中古自動車の売却トラブル」を公表しています。
問題点として、十分な情報を持たない消費者にその場で強引に契約を迫ることや、高額なキャンセル料、契約後の減額などを挙げています。
報告書には、一括査定サイトを使った人の相談事例も載っています。
| 受付時期 | 相談の内容(要約) |
|---|---|
| 2022年2月 | 一括査定サイトで依頼し、自宅に来た1社に「今日すぐに引き渡せば」と契約させられ、車を持っていかれた |
| 2022年9月 | 1日に3社の訪問査定を予定していたが、午前の業者に居座られ、タブレットに署名した。断りの電話をしたら解約を拒まれた |
| 2022年9月 | 訪問査定で契約した後、他社がより高い金額を出したのでキャンセルを伝えると、キャンセル料10万円と言われた |
出典は国民生活センター「増加する中古自動車の売却トラブル」(2023年3月22日公表)です。
タブレットやスマホへの署名で契約してしまうことがあります。JPUCは、電子契約も紙の契約書と同じ法的な拘束力があると説明しています。迷っている間は、画面への署名もしないでおきましょう。
国民生活センターも、強引に売却を迫られたら「今回は査定をお願いしただけで、今は売らない」「他の店の査定額と比べる」と伝え、その場で契約せずに断るよう呼びかけています。
即決を迫られた時の断り方と、当日の段取り
断り方は「短く・はっきり」が基本です。あいまいな返事は連絡が続く原因になるので、決めた言葉を先に用意しておきましょう。
JPUCは、「検討します」「相談します」のようなあいまいな言い方だと、契約の可能性があると思われて交渉の連絡が続くことがある、と書いています。
だからこそ、言い方を前もって決めておくのがおすすめなんです。
査定の日にやっておきたいこと
- 査定の前に「今日は査定だけです」と最初に伝える
- 担当者の社名と名前を聞き、行商従業者証を見せてもらう
- 金額は「約」ではなく、はっきりした数字で聞く
- その場で金額が出ない時は、いつまでに連絡が来るかを決めてもらう
- 査定が終わったら、車検証やキーが車内に戻っているか確かめる
- 返事は「すべての査定がそろってから」と伝えて終える
出張買取や査定をする時は、行商従業者証を持ち歩くことが古物営業法で決まっていて、見せてもらってかまわないとJPUCは説明しています。
また、夜の査定は暗い所での交渉が心の負担になりやすく、契約内容も確かめにくいそうです。
できれば、明るい時間や店舗で受けるようにしてみてください。
同時査定の時の考え方
何社かを同じ時間に呼ぶ同時査定でも、考え方は同じです。
その場で一番高い金額が出ても、条件まで並べて見てから決めて大丈夫です。
段取りは車の同時査定(一斉査定)のやり方、当日の流れは一括査定の出張査定で紹介しています。
場面ごとの言い方は一括査定の断り方にまとめています。
よくある相談:一括査定の即決のこと
Yahoo!知恵袋にも、一括査定の即決についての相談が寄せられています。
よく見かける3つの相談に答えていきますね。
同時査定をしてもらったら、即決しないとダメ?
一括査定で連絡が来た3社に同時査定を頼んだけれど、その場で決めないといけないのか、という相談です。
答えは「決めなくて大丈夫」です。
査定と契約は別のことなので、金額を聞いて持ち帰っても問題ありません。
『みんなの前で断るのは気まずい』と感じるなら、最初に「今日は金額を聞くだけです」と全社に伝えておくと楽ですよ。
「即決しないなら査定額は教えられない」と言われた
初めての査定で、即決しない場合は金額を教えられないと言われた、という相談です。
JPUCは、査定後の金額の提示は口頭がほとんどで、「だいたい」「約」のようなぼかした言い方なら、はっきりした金額を求めるよう勧めています。
その場で金額が出ない時は、いつまでに連絡が来るのかを決めてもらうように、とも書いています。
それでも金額が出てこないなら、その業者とは比べようがないので、今回は見送るという選び方もありです。
即決前提でないと最高額を出さないのは本当?
出張買取の業者は即決前提でないと最高額を教えてくれない、他社と比べられると後出しになるから、という話を聞いたという相談です。
業者ごとの考え方は分かりませんが、売る側が比べてから決めるのはごく自然なことです。
JPUCも、一括査定のよさを生かして複数の買取業者を比べることを勧めています。
最高額かどうかは、他の金額と並べてみて初めて分かるんです。
今の車をどう手放す?相場を先に知って、複数の査定額で決める
即決しないのは分かりました。じゃあ、どう準備しておけば落ち着いて決められますか?
いちばん効くのは、査定の前に買取相場の目安を知っておくことです。目安があれば「今だけ」と言われても、その金額が高いのか低いのか自分で判断しやすくなります。
JPUCは、査定の前にネットや、ふだん整備に出しているディーラー・修理工場などで買取の相場を確かめておくよう勧めています。
相場を知っていれば、低い金額を言われた時に契約を避けられるからです。
極端に高い、または低い金額に惑わされない手立てにもなる、と書かれています。
そのうえで、一括査定で何社かの査定額を並べてみてください。
- 買取相場の目安を調べてメモしておく
- 車検証・自賠責保険の証明書・リサイクル券を用意する
- 修復歴や不具合など、伝えることをまとめておく
- 査定の日程を、全社の金額がそろう日まで見通しておく
- 家族に相談してから決めると伝えておく

ディーラーで下取りを考えている人も、買取の見積もりを並べておくと、下取り額が妥当かどうかが分かりやすくなります。
金額だけでなく、引き渡し日や支払日、契約後に金額が変わる条件も一緒に比べると、後から困りにくいですよ。
相場の調べ方は車の買取相場の調べ方、一括査定の全体像は車の一括査定とは?で紹介しています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
今の車の買取相場は、ナビクルですぐ分かります
今の車がいくらくらいで売れそうかは、一括査定サービス「ナビクル」で調べられます。
Webで車種・年式・走行距離などを入力すると、その場で買取相場の目安が表示されます。
買取店の査定を受ける前に、すぐ金額の目安が分かるのが便利なところです。

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この事実を知らないと、新しい車への買い替えで損をしてしまう可能性があります
無料で、しかも約47秒で終わるひと手間をやるかどうか。
これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。
すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。
ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
- 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる
金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。
実際に、ナビクルの公式サイトでは、下取りより一括査定のほうが高く売れた実例が紹介されています。

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
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ナビクル査定事例より。個人の感想であり、実際の査定・売却額を保証するものではありません。
ナビクルのアンケートでは、買取価格は下取り価格より平均28.7万円高いという結果も出ています。
「平均28.7万円」はナビクル実施のアンケート調査結果です(2024年1月〜2025年12月・回答4,489件)。ナビクルを利用し実際に売却された方の査定最高額と下取り価格の差額平均額です。
ひと手間かけてから商談に行けば、愛車の売却で損を防げる可能性がある
やることは、商談の前に「ナビクル」で今の車を一括査定に出しておく。これだけです。
ナビクルは、最大10社の買取店にまとめて査定を依頼できるサービスです。入力は約47秒で、料金はかかりません。

複数の買取店が同じ車を査定するので、お店どうしが査定額を競い合います。 だから、1社だけの下取りより高い金額がつきやすいんです。
しかも入力が終わると、愛車の買取相場の目安もその場で表示されます。すぐに、今の車のだいたいの価値が分かりますよ。

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
※画像はイメージです。車種によって年式が異なる場合がございます。
- 複数の買取店が出した中で、一番高い査定額
- 入力後すぐに表示される、買取相場の目安
この2つを持って販売店に行き、「買取店では○○万円で買い取ってもらえるそうです」と伝えてみてください。
それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。
それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

※ご利用いただいたお客様の実績例であり、現在の査定額とは異なる場合がございます。
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このひと手間をかけずに商談に行くと、数十万円の差がつくこともあります。
逆に、約47秒の入力でそれを防げる可能性があるなら、こんなに割のいい作業はなかなかありませんよね。
ナビクルはどんなサービス?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用料金 | 無料 |
| 入力の目安 | 約47秒(年式・走行距離はだいたいでOK) |
| 査定を依頼できる数 | 最大10社 |
| 査定依頼の実績 | 累計600万件以上(2025年12月末時点) |
| サービス開始 | 2007年 |
| 運営会社 | 株式会社エイチームライフデザイン(東証プライム上場企業 株式会社エイチームホールディングスのグループ会社) |
| 安心への取り組み | JPUC(日本自動車購入協会)のWeb監修/JPUC認定の適正買取店が参画 |
表の内容(入力時間・査定依頼先の数・査定依頼の実績・運営会社など)は、ナビクル公式サイトの記載に基づきます(2026年10月時点)。掲載している写真・イラストはイメージです。
- 車種・年式・走行距離などを入力して申し込む(約47秒)
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- 査定額を比べて、納得できる金額なら売却する
後から「もっと高く売れたのに」と後悔したくない方は、まずは約47秒だけ時間を使って、今の車の情報を入力してみてください。
よくある質問
一括査定の出張査定で、即決しないといけませんか?
その必要はありません。JPUCは最初の業者と即決で契約することは勧めないとしています。他社の査定額と比べてから決めて大丈夫です。
即決した後でも、クーリング・オフはできますか?
できません。自動車(二輪のものを除く)は特定商取引法の訪問購入の規制から外れているため、自宅での出張査定で契約した場合もクーリング・オフの対象外です。
即決を断る時、理由は言ったほうがいいですか?
詳しく説明する必要はないとJPUCは説明しています。「今日は契約しません」「すべての査定結果がそろってから決めます」と短く伝えれば十分です。
口約束だけなら、まだ契約ではありませんか?
車の売買は口頭でも契約が成立することがあります。迷っている時は「お願いします」と返事をせず、持ち帰って考えると伝えておきましょう。
まとめ
- 一括査定で即決を迫られても、その場で決める義務はない
- 車の売却はクーリング・オフの対象外なので、契約前に比べるのが大事
- 断る時は「今日は査定だけです」のように短く、あいまいな返事は避ける
- 高い金額を先に出されたら、根拠と契約後に金額が変わる条件を聞く
- 買取相場の目安を知ってから、複数の査定額と条件を並べて決める







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